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労働は罪

大人の世界という奴は面白い物で、「働く」という言葉には二通りの意味があったりする。
一つは「真面目に働く」で、自分の能力をフルに使って会社に貢献し、給料を貰う事である。
一般的な意味の働くはこの「まじめに働く」事を指す。
そしてもう一つが「ほどほどに働く」である。
どういう事かというと、目立たない程度に、目立ちすぎない程度に働け、という事である。
全開バリバリに何故働いてはいけないか、というとその人の立場が問題になってくるからである。
アルバイトが正社員並みに働くと、福利厚生給与の全てにおいて優遇されている正社員はアルバイト以上に働かなくてはならなくなる。(少なくとも名目上は)
そうなると正社員が居づらくなるのでアルバイトに苦情が行く。おかしな話だが、つまり「出しゃばるな、アルバイトのくせに」ということになる。
ということで、一週間に一度だけ手伝いに行っている眼鏡屋から遠回しに苦情が来たのだった。
店があまりに汚いので、手伝いに行った時には片っ端から掃除をするのだが、それが目障りだということらしい。
うーんなんだかなぁ、という気もする。
でも店が暇すぎるので、掃除でもしてないと閉店時間まで間が持たないのだ。
人並み外れて働いているわけではないんだから、文句を言われる筋合いはない、と思うのだが、こういう事は余所様の会社でも良くあるらしい。
楽していいのなら、それはそれでいいのだけれど。

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