グランツーリスモ7を初めて一番感じたのが、今回のタイトルでもある『世界の解像度』が上がった点です。
自動車免許を持っていないので自動車には全く縁がないのですが、見れば世の中には様々なメーカーや車種があり、それぞれに物語がある。
今までそういうものに気づく事はなかったのですが、グランツーリスモ7で実車に触れると自分の好みとか、ミッドシップが一番運転しやすいとか、アメリカンマッスルカーがカッコいいとか、ポルシェは金持ちを殺すためにあんな仕様にしてるの? というくらいカーブで滑るとか、いろんなことがわかります。
そうなると、オブジェクトに過ぎなかった町の車も観察対象になり、色々と面白くなってくる。
知らなくてもどうにかなるけれど,知ると世界の見え方が変わる。
知るということは世界を見えやすくすることだ、というのを何かで読んだ覚えがあるのですが,まさにそれです。見え方が変われば、世界も変わる。
そして、どうも日産の車が肌に合うらしいと分かったのも意外な事でした。大体どれも運転しやすい。
自動車の世界がこんなに面白い、とこの年になって知るのもなんだか不思議な感じです。