shadow Line

アストロガッツ完結編

 ドラマ版「アストロ球団」を視聴終了。
 あらゆる事が予想を裏切り、「ここはこうなるのでは?」と考えたことの全てが裏切られ、斜め上とか真上とかワープとか、そんな感じの展開が続く、とんでもない野球ドラマでした。うん、凄い。こういうものを作ってしまうこと自体が凄い。

 オチにちょっともの申したい感もあるけれど、まあ実在の選手が出てくるとなれば戦わせるのは無理かな、と思ったり。

 でも野球でこんな死人が出るのは初めて。漫画だと「硬派! 埼玉レグルス!」以来。そういえば、あれも沢村栄治の生まれ変わりだったなぁ。原作の順から言えば、アストロ球団のフォロワーが埼玉レグルス、と言うことになるのでしょうが。
 なお埼玉レグルスはほぼ最初から最後まで殺人野球。敵チームどころか味方チームも死人続出。普通に心臓貫かれたりして死にます。

 アストロ球団ですげえな、と思ったのは必殺の魔球や守備方法も、ほんの数回でいとも簡単に見破られるところ。味方チームも凄ければ、敵も超一流。一度見せた技は二度通じない、聖闘士同士の戦いを見ているようでした。

 あと盲目の美形キャラ、チームの良心、ストッパー役っぽいのに殺人魔球を跳ね返してキャッチャーを倒す打法を編み出したりしているのがエグい。普通は「打ち返す」とか「ピッチャーを倒す」のに、キャッチャーを倒す。投げるたびにチームメイトが一人減る。こんな攻略法見た事ねえ。

 創作は振り切ったもの勝ちだと、とても大切なものを学んだ気がします。