見舞いに来ていた叔母さんの体調が悪化し、ついに点滴まで。
というか、看病疲れでそうなったのならいいのだが、見舞いに来るやいなやいきなり倒れてほとんど何もしないうちに入院一歩手前の運びとなったため、単に病人が増えただけ。
ミイラ取りがミイラになるというか、次々と病人が増えていく。
母親も調子が悪いとか言っているし、私は私で扁桃腺が腫れて痛くて喋れない。
ずっと痰が絡むなぁ、と思っていたら腫れた扁桃腺が喉まで届いてしまっていた、という笑えない話。
一家全滅だけは何とか避けたいところ。
こう次々とみんな弱っていくと、もう悲劇というより喜劇。
無茶苦茶である。
「きみのためにできること」を読了。
村山由佳の小説は何を読んでも物凄く切なくなる。
読み終わったあとで、人には優しく接しよう、と思わせてくれる。
女性の書く文章は何処かこう脆くて繊細な部分があって、そういうところが好きだ。
とはいえ、犬飼恭子の小説は男が駄目すぎ、唯川恵は女が突っ張りすぎ、山本文緒は女が駄目すぎ、というところで村山由佳の男も女も両方ダメ、に行き着いてしまうのだった。
恋愛小説を読み終わったあとの、あの優しい気持ちが心地よい。
何故かこういう感覚は映画では味わえないのだ。
たぶん、映画は自分のペースで進められないからだろう。本は、どんな展開でも自分のペースで読める。
恋愛小説は、そのうち書いてみたいテーマだ。
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