年を取ると一年が過ぎ去るのはあっという間、と聞き及びますが、まさにまさに。
次回の投稿作に注力していると日常がマッハで消費されます。小賢しくなった分、勢いと速度が鈍った感もあり、ひょっとして衰えてる！？ とか。成長しているのか、勢いで書くことを恐れているのか。年を経れば若さがない分、別のもので補うというのが正しいやり方ですが、RPGのスキルのように簡単に身についたりはしないもんですなぁ。
年を取ると、去って行く者、置いて行かれるということも増えて来ます。今年も多くの別れがあり、心の師と仰ぐ人にも旅立たれました。いつの日か、自分も誰かを置いて逝く日が来るのでしょう……と思ったら、オレ友だちとか特にいないから大丈夫だ！ 全然惜しまれない！ 路傍の石の如く姿を消しても特に気付かれない！
は、言い過ぎにしても、そんなに省みられたりしないのは、多分良いことなんじゃないかなーと思ったりします。地位とか名誉とかより静かな生活。大それた願いはなく、2兆円くらいのカネと平穏な生活があれば人間それで十分。
下手に権力とか握ると、たぶん恐怖政治しちゃう。ビームで山吹っ飛ばしたり。
昨年に色々ありすぎた反動で、今年は何か漠然とした不安と追われるような焦燥感が付きまとった一年でした。
次の投稿作も佳境に入っているので、次の手を考える時期でもありますが、なんと言っても来年は辰年、年男。昇り竜の如く飛躍の年にしていきたい。いくといいな。せめて滝に昇る鯉くらいまでは何とか。
世界は混迷の時期を迎えており、不穏な出来事も多い世の中になってきました。そんななかでも、人々に夢と希望を与えるものこそ、エンターテインメントだと思うのです。愛や夢、希望といった単語を口にすることは恥ずかしくても、創作の世界であれば、天に剣をかざすように心を照らしてくれます。
誰かの助けになるために書いているわけではありませんが、読んだ人がちょっとは「こんな世の中だがもう少し生きてやるか」という気分になれれば良いなぁと思いつつ、今年の〆としたいと思います。
皆さま、どうぞよいお年を。
来年も良き年でありますよう。