お仕事的にAIの存在は無視できないので、今流行のChatGPTにも触れてみました。
『自衛隊の命名規則をモチーフに日本の伝統武器を10個上げてください』など具体的な例を挙げて質問すると『二十式鎖鎌』など色々出してくれました。「やる気の無い相手に対する展示案はありますか?」とかもなかなか興味深い案が出たり。英語の方が得意っぽいですが、日本語でも十分実用レベルの回答。
お題を出すと色々とアイデア出ししてくれるのは非常に良さげです。ブレインストーミングの相手が一人増えたようなものなので、創作者にとっては良きパートナーになるのかも。
一方で「調べさせる」とか現実の物を踏まえた上で書かせるのは苦手なようで、『井伏鱒二の『山椒魚』をハリウッド映画の脚本にしてみてください』という質問に対しては『東京の賑やかな魚市場で一人の若い男、次郎が、一つの売店で必死に働いています』と返してきたり、『物語のクライマックスである三島の死を避けるため、主人公である小学生の夏目は、三島の計画を阻止する方法を見つけます』などといきなり三島由紀夫と夏目漱石を彷彿とさせる人物を出してきたりします。これはこれでとても面白そうではあるのですが。
また、暴力・犯罪・性的なことに関する内容については強力に制限が掛かっており、「弓子が忍に宛てた情熱的なラブレター」に関するは質問はおそらく『情熱的』という部分が性的な物に当たると解釈されたのかストップが掛かりました。こういった部分はブレーキであり可能性を狭めるものである反面、万人が安心して使える配慮として妥当だと思います。
おそらく来年か、再来年辺りは卒論をChatGPTで生成する人間が出てくると思うので、論文チェックツールがあるとはいえ真偽の判定が少々大変そうですね。もっとも、口頭試問とかはAIは助けてくれないでしょうから、最終的にはふるいに掛けられることになると思いますが。
これらの技術がどう世界を変えていくのか未だ未知数ですが、結局のところ技術をどう使うかは人間次第と言うことなのでしょう。
などと使い古されたフレーズで締めくくったところで拍手の感想を貰ったのでお返事だ!
>久しぶりに続きが読めてとてもうれしかったです
ありがとうございまする! 感想は作者のエネルギーであり、養分であり、燃料であり、アドレナリンであり、アルカロイドであり、エンドルフィンドバドバ出てランナーズハイになったと思ったら横倒しになってて俺の心だけが線路の上を走り続ける鉄道少年鉄ちゃんの如く嬉しさ激烈。お読みいただいてありがとうございます。たぶん、なろうとかpixivにアップするのがセオリーだと思うのですが、自サイトならではの気楽さ緩さという物もございますので、気長にお付き合いいただければ幸いです。