Amazonで、週末セールだったのでシャザム!の吹き替え版を視聴。
ものすごく勉強になった。
シャザム!のテーマが家族であることは明白ですが、そこに至るまでの道のりがとてもよかった。
主人公の人柄、成長、挫折、そういったものがバランスよく書かれていて、ヒーローとしての自覚が芽生えること、その意味など丁寧に書かれている点が素晴らしい。
主人公が愛されるには『共感出来る点や好感の持てる点があること』が必要だと思いますが、心を閉ざした少年のうちに潜む正義感や渇望が随所に見られるのはポイントが高かった。
エンディングに至るところも、そうなるだろうな、と思ってその通りになる気持ちよさ。
一点残念なのは、声。変身後の声を当ててる菅田将暉さんは声が高いので、ゴツいおっさんの見た目にちょっとあってない感がします。コミカルな声が出せる、低めの声の方が良かったんじゃないかなあ。山路さんとか、大塚芳忠さんとか。
予告やポスターからはとてもコミカルな話に見えましたが、中身は結構重め。コメディと思うとちょっと肩透かしを食うかもしれませんが、笑いあり、涙ありのとても良い映画でした。
この状況下ですとなかなか映画館に行けませんが、ネットで購入して見られるというのはやっぱりありがたいですね。
近所に映画館がないので尚更です。