睡眠薬が無くなったので病院に行ったら、雪のためか物凄く空いていた。
診察まで15分は最短記録だ。サックリ終わるにこしたことはなし。
カウンセリングで精神的な強度についての話が出たのだが、「あんまり丈夫な方でない」という結論が出てしまい、それはそうなのだが何となく嬉しくないのだった。
待ち時間が少なかったので足取り軽く帰れるかと思いきや、なんか異常な疲労が押し寄せてきて家に帰ったら倒れるようにして寝た。
起きたら6時間経っていた。寝過ぎだ。
休みがほとんど無くなってしまった。
フローリングのワックスがけとか色々やろうと思っていたのに。
最近、掃除が楽しくてしょうがない。この掃除に掛ける情熱は、ひょっとしたら私には掃除夫としての隠された能力や嗜好があるのではないかと疑ってしまうのだが、掃除夫の才能ってどんなもんだろう。
「カラシニコフ」を読了。
傑作アサルトライフルであるAK47が世界中の紛争地域で見られるのは何故か?
という疑問を発端に設計者カラシニコフへのインタビュー、南アフリカを中心とした取材とレポートが中心になっていて、ここのあたりは先日読んだ「世界の半分が飢えるのは何故?」と驚くほど一致する内容だった。
つまり世界の貧困の発端は大国のエゴにある、ということであり世界の紛争の影には先進国と呼ばれる国々の思惑が重なっているのだ、という点に関しては凄く共感した。
以前、フレデリック・フォーサイスの「戦争の犬たち」という小説を読んだが、やはりここでも舞台はアフリカだった。
権力者の利権争いや官僚の腐敗など絶望的な内容ばかりで少し滅入ってくるが、最後に「銃を捨てることに成功した国」の話があるお陰で「未来は変えられる、世界はまだ良く出来る」と感じさせてくれるところが良かった。
現在、朝日新聞では続編の「カラシニコフ第2部」が連載されているのだが、もっと早くから読んでおけば良かったなぁ。
貧困の構造に関しては、メリクリウスの環の「ダウンタウン編」に生かしたい、と思う。
- 作者: 松本仁一
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