歳を取ると考え方に柔らかさがなくなる気がするので、昔読んでいた本や曲を聞いて初心を思い出すようにしています。
で、久々にノエル・ラ・ネージュというゲームのアルバムを聴いていて思いました。
これ、インターフェイス周りを整備して今の技術で作り直したならとんでもないことになりそうだ。
ノエルは女子高生とテレビ電話で話す、というのがメインのゲームですが、こちらの会話ボールに対して女の子が動いてリアクションを返すというものすごく先進的なゲームでした。
うまく会話ボールを投げて話題を振ると、本当に会話をしているようにセリフが繋がるのです。
そして水樹奈々の声にどハマりするのだ。
そう、そこには確かに青春があったんだ……
会話でフラグ立て忘れて仲良くなれず、ただの知り合いで終わる、そんな青春がな。
今思うとシビアなゲームだったなぁ。でも楽しかったし、こうして思い出すと懐かしさと画面の向こうのキャラクターに真摯に向き合っていたことを実感します。
ゲームやフィクションは本物ではないかもしれませんが、そこで感じた感情や思いは本物であり、誰にも否定されるべきものではない、と思っています。
とまぁそんなわけで、誰かの記憶や思いを掻き立てるようなそんな話が書けるといいなぁと思う次第。