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一つの終わり

行きつけの模型屋(兼文房具屋)さんが模型部門を辞める、と言うことで閉店セールなどに行ってきました。
20年来通っていた店なので寂しい……が、やはり模型人口の減少は如何ともしがたいらしく、すぐ近所の模型専門店も数年前に閉店してしまったので、時代の流れなのかも知れません。
 
とはいえ、やはり寂しい。
最近ではプラモデルを作ったことのない親も多いので、子供に技術や楽しさを継承する事が少ない、とも聞きます。
研究によれば、集中力を養う効果があるらしいので、知育としても凄くいいと思うのですが……今はシンナー使わなくて良いので敷居も下がっていますし。
 
そんな訳でジョニーライデン専用ザクとかフラジールとかリゼルディフェンサーとか買いました。
 
が、ここで運命的な出会いがあったというか
長年探し求めて、お金がないときに見るけど
買えるときに手に入らなかったネオガンダムが
店の片隅にあるではないですか。
 
1も2もなく手に取りました。模型の神様か、買い物の神様の采配に違いありません。
パーツ数は今の1/100と比べるとびっくりするほど少ないですが、総じて造形は良好。
ただ、システムインジェクション21による多色成型は結構ズレとかモールドの甘いところとかを生んでいるので、
そこのあたりの修正とディティールアップで化けるんではないかなぁ、と思っています。
改造ポイントとしては
 
1 可動手首を市販パーツの精度の良い固定物に
2 やや寸動気味なのでお腹の辺りを2ミリくらい幅増し
3 腕もちょい短めなので二の腕を1-2ミリくらい延長
4 ダクトのど真ん中に合わせ目が来ているので全部市販のダクトパーツに差し替え
5 エッジが全体的に甘いので面出し
 
くらいでしょうか。地道な工作で行けそうです。
しかしあらためて見てもネオガンダムは格好いい。
あの当時の武装偏重な機体の多かった時期にサーベルとビーム砲のみというシンプルな機体を持ってきた
そこに痺れる! あこがれるぅ!
機体コンセプトとしては追従性の高い機体にビームシールドによる十分な防御力、
それにジェネレーターを内蔵したビーム砲により敵のビームシールドを撃ち抜く射撃能力
というRX-78の、一年戦争当時のコンセプトをそのままUC120年代に実現させるということではなかったのかなぁ
等と妄想しながら組み立てておりました。
思えば、初めて店頭で見かけてから20年。
年を取ったなぁ、と一つの時代の終わりと移り変わりを見る思いがします。

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