仕事で奈良に来ているのですが
着いたのが夕方だったので観光もままならず
せめて東大寺と春日大社には行こう
と思ってよせばいいのに全く灯りのない参道に突き進んでいったら遭難しました。
鹿は不気味な声で鳴くし。
そんなわけでいつもの冒険野郎IN奈良
小説とか読んで待ち時間と移動時間を消化したりします。
例によって百合小説とか読みました。
百合の好きなところといえばその関係性
同性の場合、互いをつなぎ止める物が心の他には何もないので
葛藤とかそういう物が深い。
メンタル面での深さ重視の自分としては理想的な展開のものが多いので
必然的にそっちへどっぷりと足を突っ込んでるというわけです。
精神的なつながりの深さを確かめる術は何かといえば
「私のどこが好き?」
という質問なわけですが
結果として得られるのは虚しい答えが大半であったりします。
例えば「優しいから」と答えられたら
「では優しければ誰でも良いのか」ということになる。
これを肯定すると質問者の存在意義が無くなり、否定すると質問の答えは偽であったことになるというトリック。
質問そのものがトラップなのです。
そんな問いの答えの一つを提示した小説を読んだのですが、続刊があるみたいなのでそれが出て読んでから感想は書こうと思います。
2巻まで読んだ感想としてはなかなか良いものでした。
良作が増えるのはよいことです。
そういえばクリスマスがもうすぐなので何か一つ書こうと思います。
この季節にいつも思うのは
「今年も一人クリスマスだな…」ということなのですが
ふと「たぶんずっとこのままだな」と悟りの境地に至りました。
思えばいつもひとりぼっち。
誰かに認められることも顧みられることも好かれることもない。
それはあたかも荒野を吹き抜ける一迅の風のごとく、何も残さぬ無の境地。
と思ったのですが
今日奈良で手を繋いで歩いているカップルを見て「チッ」って感じになったので
全然悟ってませんでした。
あと奈良公園で鹿に鹿せんべいあげたら
なぜ大量に鹿がやってきてバトルロイヤルになりました。
無くなったら背中から頭突き食らって催促されたり。
鹿にモテてもなあ。
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