薦められて買ってきました。
ストライクゾーンど真ん中。
これはいいもの。
前に読んだときは「なんて移り気なヒロインだ」と思っていましたが、今読み返してみると理解できる部分もままあり。
過去に色々あって、これからも色々あるんでしょうが、こう目が離せないというか心配というか危ういというか、周りの人間が放っておけないんだろうなあ、と思いました。
よく泣くし。
でもおっかなびっくりでもカミングアウトできたり、迷い迷いながらも自己主張したりするところ、そう言うところがツボなんだろうな、と。
そういう『弱さ』は実は弱いのではなく形を変えた『強さ』なのかも知れないなあ、と思ったりしながらつい何度も読み返しています。
たぶんまだ、読み手としてこの物語から拾えてないところがたくさんある。
アニメも録画したのがストックしてあるので、そのうち一気見しなければ。
余談というか脱線ですが、ふみをよく泣く子だなあ、と思っていたときにふと思い出したのが大学時代の友人の話。
「よく泣く人は泣くのが辛いが、泣けない人間は泣けないのが辛い」
私自身が泣くことが出来ないのは情緒に欠陥があるからだと思うので別段辛いと感じることはないのですが、泣くべき時に泣くことが出来ない、つまり然るべき時に然るべき感情を爆発させることが出来ないのはそれはそれでとても悲しいことなのかも知れないと、ふと思ったりしました。
で、結局読んだことのある1巻だけでなく2巻を買い、つい勢い余って全部買う。
待望のオクターブの3巻も買いました。
2巻のラストからすると確実に修羅場の巻なので、読むときは覚悟しなければ。
とりあえず雪乃に手を出した男は死ねばいいと思う。
あと長年愛読しているので三千世界の鴉を殺しマガジンも買う。
……パープルヘブン(作中で出てくるハードコアなやおい本みたいなの)を再現したのが載ってました。
勿体ないので全部読みましたがアレです。
これは無理だ。俺には無理だ。以上、感想。
全体として愛ある作りで良かったのは確か。インタビューが重いですが、この方の作風からにじみ出ているもののルーツが判るのは貴重かと。まあ人間生きてりゃだれだってなにかしら色々あるものですが、それでもそれを認めるっていうのはなかなかできるものじゃないです。
物を書くというのは人生切り売りして、それでも足りないときは他人の人生も切り売りするって言う因果なものですので、私ももっといろんな物を暴露していけるようにならなければ。
で、現況は色々水面下で活動中ですが、
9月の半ばぐらいには何かしら一つ紹介できるかと思います。
読むのも恥ずかしくなるようなのとか。
帰宅後追記
研修で緊張しすぎて気分が悪くなるという、いい大人がアレな体験をしてきました。
ぐおおおおーあまり気にしすぎてはいかんというのにー
まあ性分だから仕方がないので、こればっかりはどうにも。
なるべく負荷のかからないように、負荷がかかるときは万全の準備をするように
って事しかやりようがないので……
当たり前のことが当たり前に出来たらとは思いますが無い物ねだりしてもしょうがない。
人間は手にある物で折り合い付けていくしかないのです。
特殊系の手札しか持ってませんが。
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