私はただの一個人であり無力な存在なのであまりに多くのことが出来ませんが
音楽作るとか、絵を描くとか、細かい細工物が出来るとか、編み物とか
料理とかバク転とか
この世にはおよそ困難と驚異に充ち満ちた出来事があり、私という存在はそれに対して圧倒的な無力を感じずには居られません。
しかし小さなことを積み上げ、技能を磨き、
たとえエキスパートになれなくても
蓄積された経験を使い、手の届く範囲で精一杯やっていくこと
それが人間という生き物の幸せなのではないか?
けれども、世の中には日常的な技能を、極限状態でも発揮できるように鍛えている人たちが居ます。
それがエクストリームアイロニング
とんでもない人々です。
僕に出来るのはせいぜい出勤前に気になるしわを伸ばそうとしてうっかり線を二本つけてしまい
タイムアタック的な状況で「どうやったら遅刻せずにこの線を一本に戻していけるだろうか?」
と悩みながらキーピング(洗濯のりみたいなもんです)をズボンに掛けて
これなら手早くできるだろうか?
と実験したところ、なんか白い膜状になった物質がついてしまい
ギョワー! やぶ蛇だぁ!
と嘆きつつ
遅刻寸前で走り出す
ある意味エクストリームアイロニングな生活しかできません。
技能と言えば自衛隊にいた頃
靴は顔が写るほど
アイロンの線はひげが剃れるぐらいのエッジを立てて
と言われましたが
顔が写るほどの靴磨きはともかくとして、ついにひげが剃れるほど鋭利なアイロンがけは出来ませんでした。
もし出来るのであれば
それはそれで相当凄まじいアイロン技術だと言わざるを得ませんが
どうなんだろう。
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