休みを利用して3本ほど映画をハシゴしてきました。
今回は次郎長三国志・アイアンマン・さらば電王です。
どれも大変面白かった。
次郎長三国志
痛快娯楽仁侠映画です。
これぞ時代劇! と思ったのは、ちゃんと夜が暗いこと。
夜の場面では行灯の明かりだけで部屋が照らされているような暗さが存在するので、往年の時代劇映画のようなつくりが個人的にはツボでした。
あと北村一輝が終始かっこよかったです。
中井貴一の次郎長は粋で気風が良く、懐も広い大人物ですが、唯一難しい話が丸で分からない馬鹿っぽいところが好きです。義理と人情だけが原動力で、先というか考えて計画を立てて行動するのは苦手っぽい。
そういうのは一の子分である大政(演ずるは岸辺一徳)の仕事みたいで、劇中でもいい味出してました。
なにより、最後の討ち入りのとき、崖の上で勢ぞろいする次郎長一家の絵が様になること。
大変よい映画でした。
でも3人しか見てなかったのがちょっぴり悲しいぜ。みんなも見ようぜ。
アイアンマン
話題になりつつも、事前に情報を得ずに見に行ったので、猛烈楽しめました。
アイアンマンのいいところは、中に入っているのは迷いを断ち切った大人って所でしょうか。
トニー・スターク自身は「自らをヒーローとして定義した」人物であるため、その行動理念はしっかりとしており
見ていて安心感があります。
無論、トニー自身は不完全というか、どちらかといえば孤独で、常に愛情に飢えたりしているとは思うのですが
そのあたりの子供っぽさも楽しめた要因だと思います。
3分の1ほどが「トニーがアイアンマンのスーツを作る」シーンに当てられていて、そこがたぶん一番面白いところだと思います。
いや全体的にノンストップなので面白いのですが、個人的にはいろいろ試行錯誤してスーツを作ったり、さらにウォーマシンにつながるシーンとか、スタン・リーが出ているとか、そういう小ネタが好きでした。
そういえばX-Men VS マーヴルスーパーヒーローズのマイキャラもアイアンマンでした。
2も決定し、ソー、キャプテンアメリカも決定していることから、ヒーロー勢ぞろいの大作が12年ごろに製作されるという話も俄然現実味を帯びてきたと思います。
日本の特撮も、こういう路線で頑張ればいいのになあ。
というわけでさらば電王ですが
優斗の出番が少ないとかいろいろありましたが、映画としては良くまとまっていて、見せ場あり、涙あり、笑いあり、成長ありと盛りだくさん。
あとジークは相変わらずジークでした。
旧来のファンなら何の問題もなく楽しめます。
個人的には、最後に幸太郎が自分のいた時間に帰ったあとのシーンが一番印象的でした。
優しさとは限りなく強いのだというのが電王の根底にはあると思うのですが、良太郎の強さとは力ではなくその人間性から生まれる大きな連帯感にあるのだというのが終始感じられて居心地のよい映画でした。
これでおしまいとはちょっともったいない。
年一くらいでやってもいいのになあ、と思いました。
いやー映画って本当にいいもんですね。
さすがに首が疲れましたが。
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