shadow Line

映画ハシゴツアーその後

映画館でキバ&ゴーオンジャー、ダークナイト、ドラゴンキングダムとハシゴしてきました。
個人的な感想として、全部外れ無しッス。
キバ&ゴーオンジャーは意外にも両方とも良くできていてちょっとビックリ。
特にキバ。
所々カットされてて名護さんがいきなりやられたり、名護さんがやられたり、殴られたり、踏まれたりしていましたが、あとは名護さんが走り回った後やられたりするぐらいでした。だいたいいつもどおりでした。
話がちゃんと親子ドラマの物語として成立しているのに驚き。ちょっと感動。ラストとかたぶん涙腺緩い人は泣いちゃう。
そして散々やられてきた名護さんが、イクサナックルを怒りと共に握り締め、変身するシーンでは全身の血が沸騰するほど興奮。
でも色々カット。というか中略。「おい!」というより「コラー!」という感じのぶった切り。
基本的にディレクターズカット版というのは蛇足になりがちですが、今回の映画は明らかに途中でちょん切っているので、たぶんディレクターズカット版のほうが良いです。
特に名護さんの活躍的な意味で。
ゴーオンジャーは、やっぱりちょっと尺が足りていないせいで物凄い駆け足の流れですが、それでもちゃんと話として成立しており、ソニンも結構怖くて気味が悪く良かったです。
こっちは由緒正しきちびっ子映画と言うことで実に王道を行っていますが、今回は本当に両方とも良かった。
キバ&ゴーオンジャーの映画の後
ゴーオンレッドとの握手会があったので大人代表として参加してきました。
さすがヒーロー、いくつかポーズを提案してきましたがオーソドックスな感じで。
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一度で良いからヒーローと写真撮りたいと思っていましたが、思わぬところで実現するとは。
デジカメ持って行けば良かったなあ…………
 
そしてダークナイトですが、これは巷で言われているようにヒース・レジャー扮するジョーカーの魅力に尽きます。
特殊な才能や能力を持たず、ただひたすら狂気のままに突っ走るジョーカー。
出てくるだけで不安な気持ちにさせられる、恐ろしい男です。
彼が画面に出てくると言うことは、漏れなく破壊と狂気がもたらされるという意味であり、映画を見ればその意味がよく判ると思います。
一片の躊躇もなく次々と狂気じみた計画を実行する、いやそもそも計画ではなく思考と行動が直結しているという「行為としての純粋悪」であるジョーカー。
倫理や規範、常識といったものが完全に欠如している相手に対し、バットマンはどう立ち向かうのか?
ここで面白いのは、ジョーカーの行動によってバットマンの「ヒーローとしての行動と哲学」が試され続けているという所です。
そしてもう一人の主役であるゴッサムシティの検事ハービー・デントの存在が、物語に複雑な色彩を加えます。
正義を実行し、ゴッサムに希望をもたらすべくしてやってきた光の騎士とさえ呼ばれる熱血検事。しかし強い光が濃い影を作れ出すように、彼がもたらした光によって産み落とされた影が様々な悲劇さえ引き起こす。
街もバットマンもあらゆる善意ある人々が傷つく中、ラストでそのタイトルである「ダークナイト」という意味が明かされ、その瞬間に物語が完成とすると言う、恐ろしく凝った映画です。
これには声もなくただただ圧倒。しかしかなりエグいシーンとか精神的にダメージがデカいので、見た後「スカッと爽快!」にはなりません。
ひとえに正義とは何か、そして正義を貫くというのはどういう事かを問いかける重い映画です。
でも超オススメ。
 
で、期待の一作ドラゴンキングダムはジェットリーとジャッキーチェンが競演するという、カンフーファンなら鼻血出してぶっ倒れたと見せかけて実は酔拳の動きだったと言うぐらい凄いインパクトのある映画です。
カンフーオタクの青年ジェイソンが、ふとした切っ掛けで如意棒を返すために異世界へ飛ばされ、そこでジャッキー扮する酔拳の達人ルーヤンとジェットリー扮する少林拳の達人サイレントモンク、投げ矢の名手スパロウと出会い旅路を続けながら、石と化した孫悟空へ如意棒を返すための長い旅路が始まります。
その旅路ではカンフー映画おなじみに修行シーンがあり、二人の師によって時にはコミカルに、時に深く鍛え上がられ、気弱な青年から一人の戦士へと成長していく。
このあたりも往年のカンフー映画を踏襲しています。
が。
やはり目玉は冒頭でのジャッキーチェン対ジェットリー。形意拳や酔拳など多彩な技を繰り広げながら戦う二人の姿は流れるように美しく、息をするのも忘れるほど。
体力的にはもう曲がり角ですが、やっぱりスゲーぜ
涙あり、笑いあり、燃え有り、ちょっとロマンス有りの何も考えなくて良い、まさに娯楽大作。
ラストバトルとかもう手に汗握って立ち上がって叫びたい!
アチョー!
興奮して財布忘れるぐらい凄い映画でした。
駅に着いてから財布無いのに気がついて顔面蒼白でした。
しかも映画館に戻ってもなくってさらに驚愕でした。
 
でも今日お金はいったまま警察に届けられてて超嬉しかった。
財布に金を入れたまま返す人がまだいるなんて世の中まだまだ捨てたもんではないなあ、と心から思いました。

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