shadow Line

変わる世界

平日休みの遅番出勤だと、人生何かと不都合なことがあります。
それにいまさら気がつきました。
土日に仕事に出るともちろん誰も居ないので朝礼なし。
月火水は遅番なので朝礼に出られない。
つまり
私は永遠に朝礼に出られない。
そうかーここ最近、俺のいないところで話がまとまったり物事が決まっていたのはつまりそういうことだったのか。
……絶対に朝礼に出られない人間が居てもいいんだろうか。
不思議だ……俺のシフト、すごく不思議だ……

まあ揉めてたのが私のあずかり知らぬところで丸く収まっていたのはよかったのですが。
パワーゲームとか駆け引きとか嫌なんじゃよ
あたいは楽しく仕事ができて揉めないで毎日過ごしたいのさ。
恋も仕事もほどほどのんびり待ったり薄味で行きたい
 
恋なんてないけどな。
あんなものは幻だ。
幻覚だ。
蜃気楼だ。
 
中華料理店に行くと太股も露なチャイナドレスのおねえさんが給仕してくれるのと同じぐらい嘘だ。
朝起きたら隣に可愛い女の子が寝ていたのと同じくらいありえねえ。
でももしそんなことがあったら
起こさないように静かに身支度して
指一本触れずに会社へ行く
そんな鋼鉄のサラリーマンに俺はなりたい。
つまりシュレディンガーの猫だ。
触って確かめなければ幻覚かどうか判らないで済む。
存在と幻覚のハザマで俺は会社に行き仕事をする現代のファンタジー。
間違っても白昼夢ではない。
なんかうまくまとめようとしてカオスな結果が導き出された気がするのもあながち嘘ではないといえよう。

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