おいしいコーヒーのいれかた完結編を読了。
13年に渡る大長編シリーズの終わりというのは、長く親しんだ思い出に似ています。
勝利とかれんの物語はこれからも続くでしょうし、どうも続編も出ているようですが、この巻にてひとまずの区切りがついています。
まあ実にヤキモキするシリーズでしたが、万事OK何事も綺麗に片が付く、そんな終わりでないところが好きです。
人の一生は綺麗な切り方で終わったりはしませんし、どんな人間にもどろどろとした部分があり、村山由佳作品は全体的にそういうテーマから逃げないところが好きだったりします。
弱いと言うことは、限りなく強いと言うことなのです。
人は誰しも弱いからこそ、また優しくもなれる。
強くなければ生きてはいけないが、優しくなければ生きている価値がない。
まあ自分は強さとも優しさとも縁遠いのが哀しいところですが、これもまた神ならぬ人の身ならではこそ。
きっと誰もが、誰かを傷つけたり、誰かに傷つけられたりしながら、何かを勝ち取っていくのでしょう。
恋愛というとどうしても思い出すエピソードがハンフリー・ボガートの再婚の話で
25歳も年下のローレンバコールと結婚したときのエピソードが個人的に好きなのですが、これはここでは書かないことにしておきます。
というわけで拍手レスを。
>年末年始はまったりとコタツPCで小説を読みたいですね
>年内に書きあがる事を願っております。
む、では頑張らなくてはなりませんね。
現在進行中なのは黒殃姫、宇宙番長、翡翠の箱庭、メリクリウスの環の外伝なので、おそらくこの中のどれかが上梓されるかと。
>うまいぬ可愛がって下さって有り難う御座います
>これからも宜しくお願いします
いえいえこちらこそ。
スレで戴いたときに誰が作った物か判らず心苦しい思いでしたが、製作した人が判って一安心しました。次の更新の時にリンク貼らせて頂きます。
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