裏切り者の代名詞として名高いユダだが
ユダの福音書なる書物によれば、裏切り者ではなく、キリストのために裏切りを仕組んだことになっているそうな。
むう、是非原典を読んでみたいものだ。
近くの図書館にないのが至極残念。
グノーシス派の本とか、ナグ・ハマディ写本とか、古代の書物にはロマンが満載なのじゃよ。
禁書とか失われた書物の異端、禁断の知識ほど人を掻き立てる物はないのではあるまいか。
実際、古書オークションとかには結構とんでもない物が出品されたりするし、グーテンベルグの聖書とかは一ページ単位でバラ売りされるのに一千万とか値段が付くらしい。
コプト語の写本のパピルス断片、しかも一文字とかしかないのに10万ドルとか。
活版印刷黎明期のインキュナブラと呼ばれる物は彩色写本並みの美しい装丁がされているし、彩色写本そのものも金さえあれば私も一冊欲しい。下手すると数百万ドルとかするらしいけど。
書誌学という学問があって、そういう物を専門に追いかけるわけだが、実際それで食っていけるのだとしたら、それは楽しい仕事だろうなぁ。
語学に秀でていないと到底話にはならないのだが。
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