不思議な世界

これは日記に書いていいのかどうか
冷静に考えると深刻なことなのかもしれないが
面白いので書く
　
それは３日ほど前の夜
「薬飲み忘れたけどまあいいか、眠いし」
と思い、布団にそのまま入ってから一時間ほどしてから起こった。
いきなり体が震えている。
薬の症状の一つに「振戦」というのがあって
つまりこんなふうに震えたりすることらしいのだが、全然今まではそんな症状が出たことがなかったのである。
睡眠薬を飲んでないので微妙に眠い、嫌な状況が続いてたが、眠いのは眠いので浅い眠りを繰り返したりすることさらに一時間ほど、異様な幻覚を見る。
形容できない光景、サイケデリックな光景というのか、
色がグチャグチャにあって、それが何かを表している、
何かを表しているとは判るのだが、
それがなんなのか（眠いので）よく判らない。
でも見えてる、しかも「俺は幻覚を見ている」という自覚がある妙な状況に陥った。
夜なのにあきらかに明るいし、夢ではないのも判っている。
何故判るかというと、自分の手が勝手に上にあがっているからだった。
上がっている、といっても寝たままなので、つまりキョンシーのポーズみたいな感じで天井に向かって手を伸ばしているのだが、がたがた全身が震えている。
「うお、ヤバイぞ、なんか身体がおかしい、というか手が勝手に動いてる」
みたいにあわてた後
「こりゃ日記に書くネタが出来たぜ」
などと思ったりする
でも眠い
という変な状況をしばらく続けたら意識が突然途切れた。
気を失ったのか、ただ単に眠ったのかどうかは不明
気がつくと朝だった。
　
あれはいったい何だったのだろうなぁ。
パキシルと睡眠薬の両方を服用しないで寝ると、
とんでもない悪夢を見るのは割と良くあることだったのだが
こんな肉体的な変調を伴ったのは初めて。
なんだったんだろう。
ここ数日読みふけっていたクトゥルー関連の書籍が係わっていたらやだな。