shadow Line

わがままオーディエンス

コブラ・ザ・アーケードの
クリスタルボゥイの曲が脳天痺れるほど良いので
何とかCDで出ないだろうか
と思いながら今日からお仕事です。
ちなみにどれぐらい良い曲かというと
https://www.bandainamcogames.co.jp/aa/am/vg/cobra/special/special/index.php
ここでダウンロード可!
なので是非! キングバベルとかカジノタワーもいいんですがクリスタルボゥイ一押し。
あとPS3で良いから移植してくれないかなー
それとアレです。
世の中にはクレイジーな発想とか物の考え方、捉え方をする人が大勢いますが
ああいうのは何でまた人を惹きつけるのかなーと不思議でたまりません。
狂気は古来より数多くの人が追い求めてきた深淵にして甘美なテーマの一つですが
日常という世界に生きる我々にとっては狂気は虚構に等しい概念です。
ですが狂気の側からすれば、それこそ我々の生きている世界は虚構以外何者でもなく
「友達と仲良くしよう。命は大切だ。
 OKOK。
 じゃあ何で競争して、他者を押しのけて、そのうえ命の価値には差があるんだ?
 平和とやらはいつだって血まみれで、おまえらのやっていることはまさしく狂気そのものだ。
 俺達は違う。
 暴力と死は万物に共通の結末を与える。戦争とは不幸と恐怖の公平化手段だ」
という主張が成されたときに、現実はどのような回答が出来るのか?
メタルギア4では全人類が経済を通して戦争に荷担している世界を描いていましたが
あれは虚構じゃなくて割りと現実寄りの話しなんじゃないかなーという気がします。
国際政治の世界は狂気のるつぼです。知れば知るほど絶望しか出てきません。
とまあ前振りが長かったですが戦争の犬たちは良い映画でした。
原作と相当違うことになっていますが、ヒロイズムとロマンチシズム、それに感傷は世界に楔を打ち込むことが出来るのか?
という命題に対する一つの回答であったように思います。
フォーサイスは現実にこれをやろうとして失敗した、というのが定説のようですが、上手くいっていたらどうなっていたのでしょう。
それを考えるのもまた愚かな感傷なのですが
暴力の力で打ち立てた平和は本当の平和になれるのかどうか、今を生きている人間はそれを見届けていかなければならないのでしょう。
物語を書くというのはある種自らの狂気に向かい合うことでもあると思うのですが
今年はもうちょっと踏み込んだ領域まで書いていければいいなあ、と思ったりします。

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