悪徳の都を読了。
スティーヴン・ハンターの小説は良いです。
なんというか、カタルシスがある。
個人的には続編の「最も危険な場所」のほうが好みですが
父親的な物を喪失した人間が、それを戦いの中で見出し、また失う、というテーマは
大変重いのですが、厚みがあって好きです。
息子のボブ・リーは反骨精神溢れる職人という感じですが
父親のアールは鉄の男という感じがするので人格的にはアールのほうが好みかも。
奥さんのことで悩んだりするところが人間らしくて、特に終盤の病院でのやりとりはグッと来る良いエピソードでした。
考えてみれば、戦後間もない時期はまだ公民権運動なども活発でなくて、
黒人を平等に扱うというアールの視点は先進的だったのだなあ、と思うとますますアールの好感度が上がるわけで。
そして銃撃戦の後はほのぼの成分を補給するために
乙ひよりとか森永みるくとか百合姫とか大量に買ってきて和む。
百合姫より百合姫Sの方が好みだと言うことも判った。
あと合間合間に頭痛が入って悶絶する。
つーかあれです、
絶賛していた薬
時々効かねえ。
そりゃあもう痛いのなんのって
酸素吸入と血管収縮剤が無くなったらたぶん自殺しちゃう。
仕事は10日ほど前倒ししてあるので
もしぶっ倒れてそのまま病院に担ぎ込まれても誰も困らないようにはしてありますが
時々もういっそ殺してくれ、とか思うほど痛いのが何とも。
何もなってないときは本当にどうって事はないんですが。
計算によればあと2週間ほどですが、だんだん摩耗していくのがちょっぴり辛いぜ……
ということで更新はもうちょっとお待ちあれ。
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