shadow Line

白い影は疾走する

えーとあれだ
取りあえずラブラブした物を書いている間はブラスレイターは封印しよう!
と思っていたのですが、久しぶりに「デタラメな残像」を聞き出したらオープニングを見たくなって
見だしたら本編とかもうね!
僕は!
暴力とはバイクとか駄目なわけですよ!
疾駆する二輪とかチェーンとか刃物とか銃とかミサイルとか
つき合ってた女がビッチで人生踏み外すとか
俺の好きなものばっかり集めやがって!
ゲルトー! お前に夢中だ、ゲルトー!
ああ
何で堕ちた英雄ってこんなに胸キュンなんだろう
フロイト(たしかそうだったような気がするのですが)によれば、人間には生へと向かう「エロス」と同時に死や破壊へと向かう「タナトス」があるとされていますが
タナトロジー(死生学)という学問があるぐらい、死や破壊への憧れという物は深いのです。
暴力や死といったものは破壊(物理的なものではなく、人生的な物も含め)に繋がるわけですが
アクションが、ただのアクションでない、行動が破壊や死を伴うものであったとするなら、
その根源は何か? 動機は? その果てにある善悪の彼岸には何が待っているのか?
死生学は「死とは万人に絶対的な終着点である」という観点から人生や生の意味を問うものでありますが、決してネガティブな学問ではなく、むしろ死を考えることで未来を考える建設的な学問です。
つまり僕らはゲルトの生き様から人生の意味を考えるべきなのです。主にバイク方面で。
小説は、疾走感という点に於いては既存のアニメにも漫画にも、一枚の絵にも及ぶものではありません。
が、一つの動きに、意味を付加できる数少ない表現方法でもあります。
意味のある表現、意味のある動きを作り出して、それを呼んだ人が感じられたらいいなーと思うのです。
つまり
ラブラブした物の方がお預けでした。

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