何故か数日はてなにアクセスできませんでしたが、今週もちょっと忙しくて更新出来てないッス。ごめんなさい
フォーアンサーもまだ1週しかクリアしていないわあ
4月からの業務委託に先駆けて色々詰まっている現状です。
さて
図書館業界の現状は厳しい、ということが言われていますが
これには同意です。
私は好きこのんでこの業界に身を置いていますが、現状は余りよいとは言えません。
なによりも、給料。
はっきり言って、暮らしていくのがやっとという状況です。
私はまだ実家暮らしなのでかなりマシですが、外で暮らすとすればカツカツもいいところ。
薄給、退職金無しという将来性ゼロの現状。
加えて、専門性の低さ。
図書館は、無料貸本屋ではありません。
厳密に言うなれば、高度な専門知識と経験が必要です。
大学図書館などでは、さらにその大学で扱っている分野に関する最低限の知識、可能であれば専門的な事項の知識が必要です。
が。
実はそんなもの無くても、取りあえずマニュアルが在れば図書館は動いてしまいます。
ここが問題。
あればいいけど、無くても何とかなる
これが大変危ない。
見た目は動いていますが、その実仕組みを理解していない、機構だけが動いている状態。
本が判らなければパソコンで調べられる、受け入れも出来る、目録が付けられなければ買うことも出来る
専門的知識と技能が皆無。
無論、人様にそんなことを言えるほど私も習熟しているわけではありません。素人にちょっとプラスしたくらい。
そんな人間が寄り集まって業務委託したりするわけですから、中身は推して知るべし。
それでも、そこからスタッフが叩き上げられて、専門性を身につけて、個々の人材のスキルが向上することで、委託に際してももっと雇い主から金をふんだくれるなら幾らかマシにはなるんでしょう。
でも、現状としては「安い金で取りあえず図書館が動く」なら問題が無い、と見なされていたりします。
一人600万の正規職員を雇うなら、同じ額で二人(三人かも)雇える派遣を選ぶ、そういう計算です。
こいつがまたワーキングプアを助長していくわけですが、じゃあどうすればいいのかというとこれもまた難しい。
大学に体力が在れば正規職員を増やしていくところですが、現状は定員割れなどで大学としても予算削減に走らざるを得ず、アウトソーシング側としても経費を抑えるために安く人を雇い、働く人間は安い金額で労働に明け暮れる。
泥沼です。
非常勤職員も丸ごと解雇、業務委託で安上がり、図書館のランクは徐々に落ちていきますがそれでも今だけは問題がない。
図書館で働きたいと言う熱意のある人間がピンハネされていく状況、と言うと物凄く言葉が悪いですが、短くまとめてしまうとそんなことに。
一体どこに解決を求めたらいいのか真っ暗。
公立図書館では、解雇された非常勤職員がNPOを立ち上げて業務委託を請け負う、なんて言うところも在るみたいです。
安く使われている側だからこんな事を言うわけではないんですが
組織にとって人は宝なんで、人件費はやたら削っちゃ駄目だと思うのですよ。
金が貰えなければやる気も出ない、生活に潤いがなければ消費も伸びないので経済は停滞します。
効率的な経営、と言えば聞こえはいいんですが、正直人件費だけは確保して欲しいです。
図書館の予算はたださえ削りやすい、何故なら本を買う数を減らせばいいからです。
人をギリギリまで絞り込んでも動かせちゃう。
カウンターなんてアルバイトでOK。
世の中には本気でそういうことを考えている上の人がいるので超恐ろしいです。
再来週から委託開始の現状を考えるに当たって、不安爆発気分憂鬱ですが、それでもやっぱり図書館好きなので、下から何か変えていくことが出来ないかなあ、と思ったりもするのです。
まあ自分は普通に生きてるだけで割といっぱいいっぱいなので、そう簡単に事は運ばないのですが。
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