世が乱れているせいなのか、嫌な事件が多い。
戦争がない状態が平和なわけではないのだが
戦争があれば、暴力的な衝動が満たされて、健全に生活が送れる人間もいたのだろうか?
と時々考える。
憎しみや怒りで人を殺すのは何となく判るが
理由もなくただ殺したいというのは何なのだろう。
何かが欠損しているのだろうか。
あるいは、我々には判らないままなのか。
単に独身が増えているだけでなく、不妊の率が増えているのは何となく、子供そのものがこの世に出たくなくなっているのかなぁ、などと思ってしまう。
無論、これは唯の幻想に過ぎないわけであるのだが、結婚が高齢化すれば当然不妊の率も高くなってしまうのは避けられないので、子供はますます減っていく。
そして、攻撃的行動を取る子供の率が増えていったら、この世界はどうなってしまうのだろう、とか思うと、もうサイバーパンクか世紀末でカタストロフな世界しか見えてこないので困る。
平和な世界というのは、善人には調和を、悪には裁きを、倒れる者には水を、微笑む者には祝福を与えるような世界だと思うのだが、でもそれって、人類発祥以来一度も実現していない、架空の世界なんだよね。
あとどれだけの血が流れたら、この世に理想郷が実現するのだろう。
しかし、実現させないと、今まで流した血は全て無駄になってしまうので、我々はそのための礎を少しでも積まなければならないように思うのだ。
救世主を求める人の気も判るような気はする。
来ないんだけどね。
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