shadow Line

フォーミュラ91

されていたマスターグレードのF91が初公開されたらしい。
なんでもポリキャップレス仕様で極薄成形と最新の技術を惜しげもなく投入、ということらしいが、実際のところ、保持力がどうなのかが気になるところである。
ともあれ、昨今のマスターグレードにおいては、可変モデルは可変に重きが置かれすぎて動かして遊ぶにはいささか物足りない。
非可変モデルの方が作った後も楽しいということが判明しているので、大いに期待したいところである。
F91のデザインは今を持ってしても新しい、と思う。よい意味でガンダム的な部分の先端を行っている。惜しむらくは、それに続くものがあまり出てきていないということなのだろうが、先を行き過ぎたものの後に続くものがない、ということもまたよくあることである。
これも10年ほど前だが、確かホンダがコンセプトモデルとして出したモルフォというバイクは今みても未来的、先鋭的だが、このときに提示された技術もコンセプトも後のモデルには引き継がれていない。
枯れた技術は高い生産性を生むし、耐久性も実証されているが、しかしその技術もできた当初は最先端だったのである。
安心や安定だけでは、技術は進歩しない。リスクを負ってでも先端を追求し、提示する。私がバンダイという会社を評価しているのはまさにそこなのである。
時々ズッコケなモデルを出したり、ジャムルフィンとか変な形のデザインをやらせると異様に出来がいいとか不可思議な部分もあるが、それはそれでいいところである。
古今東西、あらゆるガンダムのプラモデルの中で、もっとも忠実かつ完璧に劇中を再現したプラモデルはジャムルフィンだ、という説が我々の仲間内では定説となっているが、たぶんあんな変なものを好きこのんで愛するのもたぶん我々ぐらい。
とまあそれはさておいて、F91がどのような「進化」を我々の前に見せてくれるのか、胸が高鳴るところではある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA