それはつまり
「それ自身の価値は、観測者あるいは所有者によって決定される」
という神でさえ逆らえぬこの世の定理
私にとって
マグリットの「ピレネーの城」は5億の価値があるが
ダリの「燃えるキリン」は10万円くらい
私一人の命で世界が助かるなら安いものだが
同時に私の命程度の価値しかないのがこの世界
価値とはつまりそう言うこと
意志だけが価値を決定し
価値を知るものがそれを尊いものとする
もの然り、人も然り。
本日更新のメリクリウスのネタに貴腐ワインが登場するが
珍しく持ち合わせがあったときに買い求めたソーテルヌの小さなボトル
親戚の一家が来たときに飲まれたあげく
「これ甘いね」
ただそれだけ
希少なワインだぞ!この愚か者め!
甘いね、じゃねぇ!
貴様らボンクラには480円のフルーツワインで十分だ
そんな過去を思い出し、腹の立つ夜。
思い出し怒りはぶつける対象が居ないから困る。
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