自分の作品をふと読み返すと
「読まなきゃ良かったー」
と思い、
「書き直してぇーッ」
と悶絶することがあるのだが
というか常にそう思うのだが
「果たして自分は成長しているのか?」
という何百回目かの懊悩にたどり着き、下がっていくテンション。
けれども、迷わずに前へ進めるほど私は強くはない。
何者にも折れぬ鋼の心があればいいのに。
揺るぎない信念で、道とを切り開いて行ければいいのに。
と願ったりするのだが、そんなものがあればとっくの昔にプロを志すか、あるいはスッパリ諦めるかして違う生活をしているはずなのだった。
それがよいかどうかというのは結果論でしかなく、今の自分は選択の結果でしかない。
そしてそれが良かったのかどうかは誰にも判らない。
作り上げた物は、作った者の心を宿す。
翡翠の箱庭には、そんな後悔やら悩みやら、気概やら意気込みが込められていて、なんだか長く連れ添った半身にも似た親しみを覚えるのだが、その長い道のりにもついに終止符を打つ時が来た。
数多の挫折と屈折を経て、ようやくたどり着く予定調和。
何が書きにくいかって、六道の考え方は私の考え方そのものなので、自分のことを書いているみたいなので嫌になるのだったが、現実の自分はというともっとヘタレだったりするわけで、メイドのいる生活なんて夢のまた夢である。
最終話はメイドのいる生活、というものを焦点にして書いた。
それが諸男性の夢かどうかはさておき、「こんな生活が出来たら幸せだな」という夢を盛り込んだつもりである。
これをもって翡翠の箱庭は完結する。
長い間、ご愛読ありがとうございました。
というような後書きを書いている夢を見た。
修羅場っている証拠である。
せっぱ詰まると、夢の中でも仕事をしたりする。
あと朝青龍が引退会見をしている妙にリアルな夢も見た。
それもこれも、全部睡眠薬が切れたせいだ。
後3日、睡眠薬無しでどうやって過ごすか、それが問題である。
生活リズムを保つのを薬に依存しているので、早々に切れてしまったのは大変困る。
パキシルも切れそうなのだが、これは切れるともっとヤバイ。仕事が出来なくなってしまう。
どうしよう。
こういう時に限って仕事が詰まっている。マーフィーの法則だ。
ところで、この法則の中には
「失敗する可能性があるものは必ず失敗する」というのがあって、未だにこれが凄く怖い。真剣勝負の時に浮かんでくるとこれほどおっかない格言もないと思う。
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