ドリームキャッチ・イン・電波

何かやっていると、突然関係ない言葉とか思い出して頭から離れなくなることがある。
最近では「首から下は地井武男」があげられるが、翡翠の箱庭とかわりとシリアスなものを書いている時に「ヒャハッ！見ろよ、あの必死なスレあきをよ～」がどうしても浮かんできてしまい、困る。
真剣になればなるほど、集中すればするほど不意打ち的にやってくる。なんだこれは。何かの電波を受信しているのか？
スティーヴン・キングの「ドリームキャッチャー」を読んだせいだろうか。
たまによむとキングの小説は非常に良い。
とくに、ホラーなのにどうでもよさげにちょっと良いエピソードが入っているところとか。（その後、その人物は無惨に死亡）
さっき村山由佳の「海を抱く」も読み終わったが、全体的に相変わらず鬱展開で最高。
恋愛小説はつき合ってくださいが成立して終わるより、その後のもやもやした部分が醍醐味だと勝手に思っているので、村山由佳とか二宮ひかるがベストヒット＆スマッシュヒットだったりするわけだが。
あの、触れるかそうでないかの微妙な距離感、あの感覚が是非とも欲しい。
翡翠の箱庭に、そういった微妙さ加減が感じられているなら良いのだが。
何とかがんばって年内には書き終わらせないと。