shadow Line

流される人

集まる予定がポシャッたりするのは良いのだが、有給とった意味がまるでなくなってしまった。
最近こんな事ばかりだ。自分以外の人間に振り回されているような気がしてならない。
思い通りにいかないなんてのは当たり前だが、もう少し何とかならないのか?と疑問に思ったりもする。
他人と関わると言うことは、そういう解消できないトラブルとか対立とかと折り合いをつけること、とは判っているのだけれど。真っ向から喧嘩したり怒鳴りつけられたりする人間がちょっと羨ましい。
私はたぶん、もっと外に感情を出していく方がいいのだろう。
抑制しすぎて、何が気持ちなのだか判らなくなりつつある。
ついつい、いい子をやってしまう。
それはそれで何処かのジュブナイル小説みたいだが、問題は巨大ロボットのパイロットにもなれなければ、世界を救う冒険の旅にも出られず、引きこもるだけの金もないことだ。
けれど閉じた世界になんか居たくはないので、一生懸命扉を開けたい。
一人で居るのには慣れているが、それでは成長できない。
もっと良いものを作るために、もっと成長したい。
何か良いものを作れたら、きっと自分の価値を見いだせる。
そんな思いを抱いて早十数年。
相変わらず他人との距離は下手くそで、時々人付き合いをしているのかダンスを踊っているのか判らなくなる。
つまり、近づくと離れて、遠ざかると側に行く、そんな感じ。
見えない壁越しのパントマイムみたいな感じだが、とりあえず前には進もう。道が間違っていても気にするものか。
倒れる時は前のめりだぜ。
と思い直して、有給取った日は仮面ライダー響鬼の映画でも見に行くことにする。

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